臨薬協の活動
DMRの認定制度について
DMRとは?
DMRとは臨床検査薬情報担当者の略称であり 臨床検査薬(Diagnostics)に関連する 医療情報(Medical information)を 提供する者(Representatives) を象徴する名称として制定しました。
臨床検査薬とは?
医療において疾病の診断等に使用される医薬品等の総称を臨床検査薬といいます。臨床検査薬のうち疾病の診断に使用されることが目的とされているものは医療品として扱われ、体外診断用薬品に分類されます。また、臨床検査に使用される試薬類で、それ単独で診断に結びつかないものは医療品には分類されません。
臨床検査薬の分類
臨床検査薬情報担当者とは?
(臨床検査薬情報担当者は、)臨床検査薬の製造販売を業とする企業に属し、主として臨床検査薬に関する必要な医療関連情報などについて、医療関係者(臨床検査技師など)に提供して臨床検査薬の適正な使用と普及を図り、また臨床検査薬の有効性や安全性に関する情報を医療現場から情報収集して、企業に報告することなど、医療現場や企業に必要な情報を伝達することを業務とする者です。
【DMR(臨床検査薬情報担当者)の認定制度】※
医療の一端を担う臨床検査薬の専門家として、臨床検査薬の適正な使用のために情報の提供・収集・伝達を担い、またその資質の向上を図ることで医療に貢献し、併せてその社会的評価を高めることを目的とした業界の自主的な制度です。 DMRに求められる知識をまとめたテキストに基づく教育研修後、認定試験に合格すると認定証が交付されます。 この認定は、5年毎に一定の要件を満たすことで更新されます。この認定は資格ではないため業務独占や名称独占ではなく、一部に認定を持たないDMRもおります。しかし、多くの者は「臨床検査薬情報担当者 教育研修修了認定証」を保有しており、2023年7月時点で約6,800名のDMRが一般社団法人日本臨床検査薬協会に登録されています。
※一般社団法人日本臨床検査薬協会が実施している認定制度です。公益財団法人MR認定センターが実施している医薬情報担当者(MR:Medical Representatives)の認定制度とは異なります。
DMR(臨床検査薬情報担当者)の認定制度※
臨床検査薬情報担当者の認定試験受験者数推移
認定試験 | 年度 | 受験者数(名) | 合格者数(名) | 認定率 |
---|---|---|---|---|
第14回 | 2012年度 | 430 | 337 | 78% |
第15回 | 2013年度 | 462 | 357 | 77% |
第16回 | 2014年度 | 515 | 473 | 92% |
第17回 | 2015年度 | 436 | 317 | 73% |
第18回 | 2016年度 | 439 | 337 | 77% |
第19回 | 2017年度 | 641 | 467 | 73% |
第20回 | 2018年度 | 583 | 387 | 66% |
第21回 | 2019年度 | 448 | 389 | 87% |
第22回 | 2020年度 | 543 | 479 | 88% |
第23回 | 2021年度 | 517 | 412 | 80% |
第24回 | 2022年度 | 535 | 452 | 85% |
※一般社団法人日本臨床検査薬協会が実施している認定制度です。公益財団法人MR認定センターが実施している医薬情報担当者(MR:Medical Representatives)の認定制度とは異なります。